
お彼岸は、先祖を敬い、自分の心を整える大切な節目。
2025年は「二黒土星」が中宮に入り、大地のような安定・母性的な受容・生活基盤の育成 が全体テーマとなっています。
そのため今年のお彼岸は、単なる供養にとどまらず、「いまの暮らしを丁寧に整え、未来を育てる」 という視点で過ごすことをおすすめします。
この記事では、仏教の「六波羅蜜」と九星氣學を組み合わせて、2025年のお彼岸をより深く実践する方法をご紹介します。
お彼岸とは?仏教的な意味
「彼岸」とはサンスクリット語の「パーラミター(到彼岸)」の意訳で、迷いの此岸から悟りの彼岸へ渡る修行のこと。
日本では春分・秋分を中日に前後3日ずつを加えた7日間を「彼岸」と呼び、先祖供養を行う仏教行事として定着しています。
👉 ポイント:昼と夜が同じ長さになるこの時期は、バランスを取り戻す機会でもあります。
六波羅蜜とお彼岸の実践
仏様の世界へ至るための修行として、六波羅蜜が説かれている。
人間の苦しみ、恨み、悲しみ、よろこび等が混ざっている迷い多い世界から、彼岸する。仏様の世界、迷いのない世界、永遠の楽の世界に到達できるよう努力すること。
六波羅蜜は、仏教の修行徳目であり、日常の実践としてもお彼岸に取り入れることができます。
2025年の秋彼岸は、9月20日(土)〜9月26日(金)
・彼岸入り:9月20日(土)
・中日:9月23日(火・祝)
・彼岸明け:9月26日(金)
この特別な6日間を、以下の六波羅蜜を意識してすごしてみませんか。
1日目:布施(ふせ)
(ものをさしあげる、させてもらう、心に安らぎを与えること)
墓参りや寄付、人への思いやりの言葉も布施。
→ お供え物を分け合うことも功徳になります。
2.日目:持戒(じかい)
(身を慎み、常に反省すること)
規律を守る。
→ 「暴飲暴食を控える」「家族に優しくする」といった日常の約束ごとでも十分。
3日目:忍辱(にんにく)
(平静にして耐え忍び、怒らない、恨まない、悪心を抱かないこと)
忍耐・感情のコントロール。
→ 渋滞や混雑をイライラせず、「これも修行の一部」と捉えましょう。
4日目(中日): 精進(しょうじん)
(善き行いをし、悪いことをしないよう努力し続けること)
善行努める姿勢。
→ 道に落ちているゴミを拾う、人を傷つけないなど、正しい方向に努力し続けること。
5日目:禅定(ぜんじょう)
(感情をしずめ、心を安定させること)
心を静め、集中する。
→ 座禅や呼吸法、お香を焚いて静かに祈る時間を持つことがおすすめ。
6日目:智慧(ちえ)
(すべてのものを生かしている大いなるいのちを把握すること、前の五つの行いを成就することによって得られる心の作用)
智慧を磨く。迷いの世界(此岸)から悟りの世界(彼岸)に渡る方法である。
→ 先祖から受け継いだ物語や家族の歴史を知り、そこから学ぶこと。
先祖供養も重要なことだが、常日頃怠りがちな自分達に自覚と反省を促すために設けられた、自身の修養の為の行事でもあります。
👉 六波羅蜜をお彼岸に取り入れることで、供養は「形式」から「実践」へと深化します。
2025年は「二黒土星」中宮|お彼岸の開運視点
二黒土星は「大地・母性・受容・生活基盤」を象徴します。
今年のお彼岸では特に、
- 家やお墓の掃除を丁寧にする
- 家族との時間を大切にする
- コツコツと積み重ねる姿勢を持つことが、先祖供養と自分自身の運気安定につながります。
さらに9月は、ご縁・コミュニケーション・成長 のエネルギーが働いていますよ。
→ お墓参りや法要での家族の会話が、未来を育てる大きなヒントになるでしょう。
おすすめ実践法|お香で「禅定」と「供養」を深める
「香」の文化とも深く結びついています。
お香を焚くことは「禅定」の助けとなり、空間を清め、自分自身を落ち着かせることにもなりますし、感謝の気持ちでお香を焚くことが先祖への供養になります。
特におすすめは、
- 白檀系:心を落ち着かせ、集中を深める
- 沈香系:高貴で落ち着きのある香り
- 和の香ブレンド:家族の会話の場にも馴染む
\あなたが選ぶお香は何でしょうか?/
伝統を受け継ぎ、新たな日本の香り文化を創造する「香十」

まとめ
2025年は「二黒土星」中宮の年。
「大地のように受け止め、生活を整え、未来を育てる」ことがテーマです。
秋彼岸ではぜひ六波羅蜜を日常に取り入れ、お香で心を静める時間を持つことで、先祖供養はより深く、あなた自身の開運にもつながります。
👉 今年のお彼岸は、「整える」「育てる」をキーワードに過ごしてみてください。

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